人付き合いのコツを伝授!佐藤綾子のパフォーマンス学講座 | 謙遜しすぎると嫌われる!?相手がつい引き込まれる自己主張
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謙遜しすぎると嫌われる!?相手がつい引き込まれる自己主張

こんにちは。
国際パフォーマンス研究所の由岐中です。

 

さて、こんな言葉をよく耳にしませんか?
「何もできない私ですが」
「つまらないものですが」
「私なんて馬鹿ですから」

比較的付き合いの浅い段階で使われることが多いこれらの表現は、よく言えばへりくだった控えめな表現と言え、日本人的だなと感じます。
このように、自分を本来よりも小さく見せる表現を心理学では「自己卑下的自己呈示」といいますが、実はこれをやりすぎると人間関係を阻害する要因になってしまいます。

 

傲慢な態度はきらわれますし、謙遜しているんだからいいじゃないかと思うかもしれませんが、実は同じくらい危ないのです。

 

「大したことはできませんが」「非力ですが」「つまらない人間ですが」と言われた方はどう思うでしょうか。

 

言われた側は自己卑下的自己呈示をされるたびに「いえいえ、そんなことはありませんよ」「あなたは立派です」と返さなくてはなりません。「本当にその通りですね」等と返してしまうと、そこで人間関係が終わってしまうからです。
 

一度ならいいかもしれませんが、それが繰り返されると、「またか」「鬱陶しいな」と感じるようになります。自己卑下をされるたびに、相手を持ち上げてあげなくてはならないのですから。

今時っぽく言うと、「かまってちゃんかよ!」と言いたくなってしまうものです。
 

そこで、あなたがするべきは自分を認める自己主張ということになります。
自らを否定せず、今やっていることを認め、明るく話すこと。
もちろん、過大に評価して見せることは控えなければなりません。
 

例えば、次の2つの文章を比較してみてください。
 

A.「今の仕事は始めたばかりで、何もわからないのですがよろしくお願いします」
B.「今の仕事は始めたばかりなのですが、少しずつ学びながら出来ることが増えていて楽しいです。私にも何かできることがあると思いますので、一緒に仕事をしましょう」
 

どちらも経験は浅いものの、目の前の相手と上手くやっていきたいということを伝えていますが、印象はどうでしょう?
一緒に何かをするならBの人とやりたくなりませんか?
 

今の自分には力がない、というネガティブな面を伝えるよりも、その状況で努力している、楽しんでいるというポジティブさを発信した方が、受け取る側が気持ちがいいし、何かあったら協力してあげようという気持ちになりますよね。明るい自己主張には相手もついつい引き込まれて、力を貸してくれることも多くなります。
 

日本人には謙譲の美徳がありますが、あまり謙遜しすぎるのも考え物ですね。
何事も、『過ぎたるは及ばざるが如し』です。
 

次回はもう一つのカギ、「相手を認める自己主張」についてです。

関連講座 「信頼される自分の見せ方伝え方-最強パフォーマンス学入門」佐藤綾子

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参考文献 
佐藤綾子『「言いたいこと」が言えない人たちへ』
( PHP研究所/2003年 )

著者紹介

由岐中一順

株式会社国際パフォーマンス研究所 事業部長

1986年生まれ。

慶應義塾大学理工学部卒業、東京大学大学院修了。

新卒で外資系審査会社に勤務し、独立を経て2018年4月から現職。