11 9月 便利なネット社会に潜む落とし穴

こんにちは。
国際パフォーマンス研究所の由岐中です。
今やSNSが全盛とも言える世の中。友達の近況が知れたり、自分が取った写真をたくさんの人に見てもらえたり、気軽に連絡が取れたりと、とっても便利です。
SNSが無い生活なんて考えられないという人もいるかもしれません。
コミュニケーションのほとんどはSNS、1日の大半をPCやスマホの画面を見ているという人が多いかもしれません。とても便利なのですが、実はそこに落とし穴があるのです。
SNS上でのやり取りはとても気軽でお手軽です。twitterのように短い“つぶやき”でのやり取りが主流になり、スタンプが豊富に存在するので、その時の気持ちや状況に合わせて選ぶだけ。場合によっては“いいね!”を押せばいい、ということも多々あります。
そうすると、相手に正しく伝わるように深く考えて言葉を選ぶということも少なくなります。そしてなにより、直接相手にあなたの姿が見えていないので、つい無表情のままでスマホをタップするということになります。送っているスタンプは楽しげなのに、送っている本人は無表情という矛盾した状況が生まれてしまうのです。1日の大半をスマホに向かっていると、ほとんどの時間で表情筋を動かさないということにもなりかねません。
その一瞬だけを切り取るのであれば大して問題はないのですが、表情を作る表情筋も筋肉です。使わなければ衰えます。つまり、いざ生身の人間の前に出た時に顔の筋肉が上手く動かせなくなってしまいます。これでは、最高の自分を伝えることができません。
コミュニケーションでは「何を言うか」も大事ですが、「どのように言うか」も負けず劣らず大事なのです。相手をほめる場合でも、無表情で「すごいですね」と言うのと、顔をぱぁっと輝かせて「すごいですね」というのとでは、相手の受け取り方が違うのはお分かりでしょう。でも、頭では分かっていても、実際にできているかどうかは別のお話し。そして、やっているつもりでも、できているかどうかも別のお話なのです。
ですから、日頃から意識して表情筋を動かすトレーニングをしておくことが大切です。
以下に簡単な「笑顔を作るリップライントレーニング」の方法をご紹介しますので、ぜひ鏡の前でやってみてください。1日5分で、あなたの笑顔が輝きだします!
「笑顔を作るリップライントレーニング」
①鏡の前に立ち、割り箸を唇で軽くくわえる
②割り箸の角度を参考に、水平なリップラインを作り、30秒キープする。
③口角を上げて30秒キープする
これを続けることで、リップラインが修正され、美しい口元で笑えるようになります。
AIやロボット技術が発達してきているとはいえ、相手の気持ちを掴み、味方にするような自然な笑顔はまだまだ人間にしかできません。生身の人間としての大きな武器となります。
スマホの前では普段意識することもない表情筋、動かしてみませんか?
9月22日(土)のSPIS講座では、生身の人間ならではの強みとその使い方を、現役の事業本部長が皆様にお伝えします。これからの社会を生き抜く人間の術を磨きましょう!
「AIは人間を超えるか~生身の人間の強みと使い方」
講 師:伊藤 瑞穂(日本IBM 事業本部長)
日 時:2018年9月22日(土) 14:00~16:10
会 場:株式会社 国際パフォーマンス研究所 セミナールーム
受講料:9,500円/人
詳細・お申込みはこちらから
関連講座 「AIは人間を超えるか~生身の人間の強みと使い方」伊藤瑞穂/佐藤綾子
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著者紹介

由岐中一順
株式会社国際パフォーマンス研究所 事業部長
1986年生まれ。
慶應義塾大学理工学部卒業、東京大学大学院修了。
新卒で外資系審査会社に勤務し、独立を経て2018年4月から現職。